ドッグセラピージャパンでは、幼稚園児や小・中学生が児童の身近な犬とのふれあいを通じて「いのち」を大切にする。心を育むなど情操教育に寄与するとともに,犬を飼うことの自覚と責任の重さ、飼い主に捨てられた犬・猫など不幸な動物の現状とその解決方について、セラピードッグや赤ちゃん犬~12歳の老犬と一緒に出張講演や、研修などを積極的に行っています。

子供の教育における犬の役割は、現在大変重要であると感じています。 犬にかかわり触れることで、体温や脈拍を感じたり、犬をいたわり、弱いものを思いやる気持ちや、命の大切さが育まれ、子供たちにとっては、絵ではない本物の犬を観察し、じっくり触ってみることでいろいろな発見があります。

犬と仲良くなるためには、飼い主さんにも犬にもあいさつが大切です。犬とのあいさつの仕方、やさしいさわり方、又、子供達が犬に飛びつかれたときどうしたらいいのかなどを実際の犬と一緒に学べます。

「犬を知ろう」では、犬の歴史、犬の先祖、犬の誕生、そこから出来てきた人間との関わり、犬の役割など人と犬がどのようにして一緒に暮らすようになったのかなど学び、危険なことが近づくと知らせてくれる番犬から、人の手助けをしてくれる介助犬、盲導犬など働く犬についても学習します。


学校や学年に応じて、最適なプログラムを先生との
話し合いからオーダーメイドいたします!



ドッグ介在教育(例)

  1. 犬と仲良しになる。
    セラピードッグとふれあい、習性や飼育方法、飼い主の責任などを理解する。
  2. 命を大切にする心を育み愛護する態度を身に付ける。
    ①セラピードッグに直接触れ、命の暖かさや命の鼓動を実感する。
    ②児童書やDVD等から命の大切さを学ぶ。
  3. 人間の都合で命を絶たれている犬・猫がいる実態を知り、どうすれば「いのち」を救うことができるかを考える。
    ①犬猫の処分の現状について理解する。
    ②命を救うための県の施策や動物愛護団体の役割や活動を理解する。
    ③どうすれば命を救えるかを考える
  4. 動物の命にかかわる職業について理解する

ドッグ介在教育の時間割

ドッグ介在教育の時間配分等について、基本事例として低学年用は別表1、高学年用は別表2とします。
なお、希望する小学校との競技において、時間配分等の変更は十分可能です。

別表1
時間
配分
学習(活動)内容 学習のねらい
5分 開会※職員等の紹介  
10分 動物とのふれあい 1 動物と仲良くなる
2 動物を触る
10分 犬・猫ってどんな動物 1 犬・猫の本能、能力について
2 しつけ方について
10分 犬・猫を飼うってどういうこと 1 飼うときの責任について学ぶ
2 飼育方法を学ぶ
10分 レクレーション 1 動物と触れ合う
2 聴診器で心臓の音を聞き、生命の尊さ、大切さを理解する
別表2
時間配分 学習(活動)内容 学習のねらい
5分 開会※職員等の紹介  
15分 動物とのふれあい 1 動物と一緒にいるとどんな気持ちになるかを感じる
2 動物を触った感触はどうか
3 動物の心臓の鼓動を体験する(聴診器等)
5分 動物について話し合う 1 動物の良いところはどのようなところか
2 動物が死んでしまったときにどうするか
10分 動物が人間の都合で
命を絶たれている現状について説明
1 動物が処分されている現状を知る
2 動物は「かわいい」から飼い始まるが、
  終生飼養すること大変さや責任を認識する
5分 捨てられる命について話し合う 1 どうして捨てられる命があるのか
2 どのようにすれば動物の命が救えるのかを考える
5分 まとめ 1 学習した内容、感想をノート等に書かせる
2 感想を交流する

自宅で動物を飼えない子どもにとっては、いぬとふれあえることができるドッグ介在教育は、動物と接することができる場なのです
正しくふれあうことにより、命の尊さ、弱者をいたわる心、世話をすることによる責任感を伝える授業です。実際に抱くことで、子どもたちといぬとの距離がぐっと縮まり、命の重さを感じてもらえる時間となります。

犬と子どもたちが、正しく犬とふれあうことにより、生命・倫理観を育む基礎を身につけ、他人に対する思いやり、優しい心を育む「心の教育」の一環とともに、

命の重さ学び 共感力育む

児童がセラピードッグとふれあうことで、命の偉大さに気付き

動物を飼う楽しさと命を預かる責任感、

弱者をいたわる心、

動物を飼うなら最後までお世話をする(終生飼養)責任

を学んで、命を重んじ 自分自身はかけがえのない大切な存在だと気づき 自尊感情や自己肯定感を育んでもらえたら幸いです。

子どもたちが犬に咬まれる事件が多く発生しています。
その原因は、犬のしつけの不備による事故とともに、
子どもたちが犬への近づき方や触り方を知らないことによる事故もあり、

子どものうちに動物との正しい付き合い方を学ばせることが必要とされています。

犬と付き合うということは楽しいことばかりではありません。散歩や食事の世話、排泄物の処理など骨の折れることもあります。しかし、面倒だから、臭いから、汚いから、危険だからという理由で子どもたちから動物を遠ざけてはいけないと改めて感じています。

セラピー犬たちの関わりを通して、犬の世話は大変でも、子どもたちが「いのち」を身近に感じてくれるように伝えています。

犬を飼うだけではなく、子どもたちが積極的に犬と関わりを持つことで、様々な教育効果が期待できると言われています。
その背景には、都市化が進み、子どもたちの身の回りから自然が失われつつある現状において、環境教育の一環としてドッグ介在教育に期待する声があります。また、近年の犯罪の低年齢化と凶悪化に対しての抑止力として、動物飼育を通した命の教育に注目が集まっています。
さらに、子どもたちに対するドッグセラピーの効果が社会的に認知されるようになってきています。

ドッグ介在教育は、教育の場で犬を介在させた(犬の助けを借りた)教育全般を指すものですが、広く認められた明確な定義は存在しません。
しかし、私たちが目指す「ドッグ介在教育」の目標とは、「犬との関わりを通して、他者(人類だけではなくすべての生物を含む)の存在を認め、命の大切さを知り、自分が生きるためには他者の力が必要であることに気づき、他者と共存しながら生きてゆける子どもを育てる」ことにあります。

教育効果としては、IQや知識を高めるといった個々の子どもの能力の開発は大切ですが、結果的に教育の成果が人間社会と人間以外の生物に対してどのような貢献ができるのかが重要であると考えています。

  • 犬の気持ちや痛みを察する心と習慣を身につける
  • 悪いことをしたら自分が悪いと認め「ごめんなさい」と言える。
  • 犬が病気やケガをしたら悲しいという気持ちをきちんと表現できる。
  • 犬が言うことをきかず、しつけができなかったら悔しいと感じがんばることができる。
  • 腹立たしい状況を自分なりに抑える。

社会的に身につけさせる機会をあえて設け、将来、社会に出ても必要となる力を培うことができます。このことが人類とすべての生物の生存にとって必要なことであると思います。

様々な困難や不便があるかもしれません。そんなときには、前例がないことで諦めてしまうのではなく、
もう一度「今ある子どもたち」にとって

何を一番与えたいのか?

何が一番大切なのか?

を振り返るようにして欲しいと思います。学校に犬を連れていく教育プログラムとしての「ドッグ介在教育」。
現在の日本の教育環境においては、一人では決して実現できないことではありますが、きっと子どもたちのよりよい成長や発達を願う仲間は少なくないはずです。