いぬと暮らしやすい世の中に変えるために、NPO法人ドッグセラピージャパンでは、いぬと人間が心豊かに、より快適に暮らせる環境の提案ができる人材の育成を行っています。

いぬの本能と習性は遠い先祖のオオカミから受け継いだもので、用途目的に人為的に改良繁殖されて、現在いるどんな いぬにも、その本能・習性が継承されています。

マナーの必要性

愛犬家やいぬの取り扱い者は、その本能・習性を十分に理解し認識したうえで、いぬに対応していかなくてはいけません。

いぬの本能を大別すると、まず、繁殖本能、社会的本能、自衛本能、逃走本能、運動本能、栄養本能、と大きく六つに分かれます。
この六つの本能をさらに分類すると、十五もの多くの本能に分類することが出来ます。
いぬとの共生にもっとも重要な本能が、大別された六つの中の社会的本能です。
その社会本能を分類すると、八つに分類されます。
まず、群棲本能、権勢本能、服従本能、警戒本能、防衛本能、監守本能、闘争本能、帰家本能などです。この中で正しく理解し、認識しておかなくてはならない重要な本能が、群棲、権勢、服従、の三つの本能なのです。

私は沢山の愛犬家の方から、様々な相談を受けますが、多くの方がご自身の愛犬に対して、擬人化した物の考え方で、いぬに対応している愛犬家の方が、非常に多くおられるように思います。擬人化した対応というものは、いぬの本能、習性を理解せず無視していると同じことなのだと思います。それでは飼い主さんといぬとの良い関係を築けるわけがありません。擬人化した対応を続けることが、多くのいぬの問題行動の発生原因にもなっているのです。

いぬの適性飼養とは、まず、本能と習性を理解し擬人化しない、ということが いぬとの共生に最も必要なマナーではないでしょうか。群棲本能とは、いぬの群れ社会主義で生活し、その群れの中には必ずリーダーとなるボスがいて、強弱の順位を形成し行動します。ボスを頂点とした縦型の社会を築きます。それを順位性(階級制度)といいます。

いぬの群れの中で、自身の順位をいつも認識し、行動しながら強い者に服従し、弱い者に権勢を張ります。これが服従本能と権勢本能なのです。

「トリミングって、おしゃれな犬がするものでしょ?」

そう思っていらっしゃる方、多いのではないでしょうか?
トリミングはカットだけではありません。「爪切り」や、「お耳掃除」、「足裏そり」や、そしてまだ知らない方も多い「肛門腺絞り」など、わんこに必要なお手入れ全般のことをグルーミングと言い、トリミングはハサミやバリカンを用いて行うスタイリングの事で、広くグルーミングの一部に含まれます。

「でも、もともと犬は野生動物なのだから、人間がお手入れしなくても、自分で毛づくろいするんじゃない?」

そのようなご意見もあるかと思います。
ですが、犬は長い歴史の上で、人間によって様々な目的の為に犬種改良を施され、また生活環境もガラリと変えられてきました。
その為、野生本来の姿は変化し、犬は人によるお手入れが必要な生き物になったのです。

小さいころからスキンシップを兼ねて、お手入れを施されている犬は、大人しく美容を受けることができます。
ですが、大半の犬にとっては、お手入れは「ちょっと怖い」または「嫌なもの」だと思います。

だからと言って、自宅でお手入れをせず、トリミングショップにも出さないとなると、犬の健康は損なわれ、ますます飼い主様と犬のコミュニケーションはとりづらくなってしまい、最終的には病院に・・・という事態も発生しかねません!

もし、「ご自宅でうまくお手入れが出来ない」、「性格的に無理なのでは?」と思っても、放置しないでください・・・
被毛のお手入れをしないと、皮膚呼吸ができずに皮膚の病気になってしまいます。

犬も人間と同じく、キレイ好きです。 被毛のお手入れは見た目(美容)だけでなく、健康管理にとても大切なことです。  ブラッシングをすることで、被毛についた汚れを取り除き、犬とのコミュニケーションがとれます。また、間近で愛犬を観察できるので、ノミやダニを発見したり、皮膚病などのトラブルを抱えていないかなど、病気の早期発見にも役立ちます。

ノミの成虫は目で確認できます。また、ノミのフン(黒いつぶつぶ)などもないかも、調べてあげましょう。 日ごろのブラッシングで被毛の汚れを取り除いたり、毛並みを整えたり、マッサージ効果で血行(新陳代謝)をよくする効果もあります。毛や皮膚に触れることで健康状態のチェックがでるうえ、スキンシップにより愛犬との信頼関係も深まります。 
お手入れが出来るようになって、犬とのステキな時間をもっと楽しみましょう。

犬と暮らしやすい世の中を目指すために

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ここ数年来、ペットブームと言われ、ペットを飼う方が増え、その一方で無責任な飼い方によるトラブルも増えていることも事実です。

年間約20万頭を超える犬猫殺処分

保健所に引き取られた犬・猫は、

  • 飼い主から引き取られる子
  • 飼い主不明の子(野良犬、野良猫)
  • 負傷した子(路上で倒れていた犬、猫)

に分けられており、その子たちの数は右表の通りです。

保健所に引き取られた234,062匹のうち、殺処分となった犬・猫は185,086匹

飼い主あり 飼い主不明 負傷 合計
17,469 60,336 1,869 79,674
34,846 108,349 11,193 154,388
合計 52,315 168,685 13,062 234,062

※2011年データ

愛犬を捨てる原因は

  • 住宅事情で飼えなくなってしまった
  • こんなに吠えると思わなかった
  • こんなにお金がかかると思わなかった
  • こんなに病気がちだと思わなかった
  • しつけが上手く出来なくて、わんこに愛情を感じなくなった

など・・・

愛犬を捨てる理由は、その子を迎える時から本当に一緒に住める準備が整っているのか、お互いが幸せに暮らすために犬の行動・知識を勉強していなければいけません。
特に犬のしつけが行き届かず手に負えなくなり、捨ててしまう人が後を絶ちません。

こうした理由で犬を捨ててしまう前に、家庭犬をきちんとしつけができる人、そしてしつけの方法を多くの人に伝え、一人でも多くの飼い主様にしつけへの理解を促し、正しい愛情を注ぐ事が出来れば、人と犬の双方がもっと幸せになれるはずです。

しつけの原点は、飼い主さんが、愛犬に強く、賢い、やさしい、信頼できる人だ、と認めさせることにあります。そのためには、飼い主さんの手で愛犬をしつけなければなりません。そして、"いい子"にしている時に"ほめる"という方法で愛犬を厳格な愛情でしつけていきましょう。

人々はいぬたちの温もりと無償の愛情を必要としています。
しかしその一方、ペットブームの裏側で毎年20万頭もの犬・猫が殺処分されています。
このような現状が、少しでも変わることを願い家庭犬のしつけが出来る方を増やし続けていきたいと思います。

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常に前に進み続け、人と動物とのふれあいを拡げる集団であるために

DTJ認定資格取得者は犬とのふれあい、犬との正しい付き合い方、お手入れのアドバイス、技術の提供だけを行うのではなく「夢」や「希望」「ぬくもり」を人々に与えられる存在でありたいもの。たった一人の力では何もできません・・・しかし同じ目的をもって集まった協会員が力を合わせてこそ大きなことを成し遂げることができます。魅力ある活動を行うために、私たちはドッグセラピージャパン資格取得者の横の連携を深め、自他を磨きながら向上しエリアごとのつながりやプロジェクトの立ち上げなど全て協会員が主体となって運営しています。

そこで私たちは、高齢者施設・養護施設・学校・病院への訪問を行い いぬとの社会貢献を通じて、高齢者に対して生きる気力・癒しを提供し、子どもたちに情操を育んでいくとともに、セラピストなどドッグセラピー活動・ドッグ介在教育に係わる人材を養成し社会福祉の増進に貢献していきたいと考えております。