考えていても始まらない!!今出来る事を!

2014年2月、聴覚特別支援高等学校の生徒が、私が店長を勤めていたペットショップ パディアに職業体験にきました。

いぬのお手入れ お散歩 こいぬのお世話 犬舎のそうじ 店内の清掃業務を3日間職業体験しました。習ったことはメモをとり一生懸命行い、日々できることがふえていきました。。

最終日どうでしたか?と聞くと「きつかったけど楽しかったです。できればペット関係の仕事につきたいです。」と言われ後日、進路指導の先生とお話する機会がありました。。

先生は「今回はありがとうございました。毎年ペット業界に進みたいという生徒がいるのですが、ペットショップから求人がこない。専門学校に行くのは費用もかかるし、先生や生徒同士のコミュニケーションがとれるか不安とのことで、専門学校に進学しません。」というお話を聞き・・・。

私に、まずできることは何かを考えました。障がいがあっても大好きな いぬと関われるように生活できないか?障がいがある方の手に職をつけるには?障がいがある方の仕事の幅を広げることができないか?。

考えていても始まらない!!今できることから始めようと思い2014年4月ペットショップにおいて、障がい者雇用を始めました。

障がい者の雇用を行った結果

障がいの特性で、できることとできないことがでてきました。できない複雑な工程があったとしても、複雑な工程を細分化し単純作業にしていきました。

高度な技術が必要となる部分は限られています。高度な技術を要する部分は、技術を習得した周りのスタッフがカバーすることで、大半の工程を障がい者がこなすことが可能になりました。

可能にするには、スタッフ同士のさらなるコミュニケーション(報連相)が必要になりました。

その結果、スタッフ間の意思疎通がスムーズに行え職場で仕事を円滑にすすめることができるようになり、ミスやトラブルも減り仕事の効率が上がりました。

大切なのは障がい者の仕事を作ることでした。「100人いれば、100人それぞれ違います。活かせる能力も違えば、活かし方も違う。それを知ることが大切です」

仕事を行うために、彼らになにができるかをじっくり見極め、できることを行ってもらっています。これは健常者においても同じことが言えます。

その人の特性を見極め、その人に何ができるのかを考え、その人に合った仕事を行ってもらうということです。その人に合わせて、仕事をつくり出し、人と人のかかわりあいの深さを重視し、仕事を通じての人格づくり、人間性向上につとめ社会に貢献することが、最も自然な生き方だと考えるようになりました。

障がい福祉サービス事業所「源喜」が産声

そんな改善・改善の日々を過ごしていると2014年7月 小倉聴覚特別支援学校から、中学生も職場体験に来ました。

いぬのお手入れ お散歩 こいぬのお世話 犬舎のそうじ 店内の清掃業務を体験してもらい、一生懸命がんばっている姿を見ていると、とても目配りができる器用な中学生で、習ったことはすぐにできるようになりました。

教えていないことでも見て覚え、次の日にはできるようになっていた姿を見て、もっと障がいのある方の職業の幅を広げたい。という想いが広がっていきました。

厚生労働省認可のトリマー育成職業訓練を行っていた経験を基に、いぬが好きな障がいのある方に、いぬのお手入れやカット、社会人としてのビジネスマナー、いぬとともに、コミュニケーション能力を高め「働きたい」という気持ちの人を応援できる事業所を作りたいと想い、北九州市に申請を行ったところ2014年12月1日に北九州市に認可され障がい福祉サービス事業所「源喜」が産声をあげました。

「共に働く」から「共に生きる」へ ~働く喜び 元気の源~

ペットショップでは、必要以上に過保護にせず平等公平に、みんな仲良く仕事をしています。

障がい者の多くは健常者と遜色なく仕事をし、なかにはそれ以上の高い能力を発揮するスタッフもいます。障がいのある方ひとりひとりに特性が必ずあります。

その子にしかない特性を見つけるのは、私たち周囲の努め障がい者を保護するのではなく、働く機会を広げ、働く喜び、生きる幸せを感じられる社会をつくっていきたい。

一般企業の1社が無理して10人の障がい者を雇用しなくてもいいと思います。1社が1人雇用する。それが100社に広がると100人の雇用が生まれます。

多くの会社にとって、いきなり障がい者雇用を始めることは、ハードルが高いのが現実です。

まずは障がい者と関わることからスタートすれば、新しい形の障がい者雇用がはじまると信じています。

DTJの社会福祉活動

Wan Oneプロジェクト -次世代のための就労の場をもっと-

就労が難しい方に働く場を提供

就労継続支援A型

「一般就労するには体力・職業スキルが不足している」「一般就労していたが体力や職業スキルなどの理由で離職した」など の現状にて一般企業での就労が難しい方に働く場を提供すると共に、知識の習得や職業スキルの向上に必要な訓練を行います。また障がいのある方と雇用契約を結び、最低賃金保証し、雇用保険への加入を行い、全力で支援しております。

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職場探しと職場定着のための支援

就労移行支援

「就職したい」「長く働けるようになりたい」「仕事が決まらない不安をなんとかしたい」などの、就労を希望する65歳未満の障がいのある方に、就労に必要な知識や能力向上の為に適性に合った作業や実習を実施し、ハローワークや障害者職業センター等の関係機関とも連携しながら、本人の適正に見合った職場探しと職場定着のために全力で支援をしております。

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2012年6月に「わんこカフェかたのだ」オープンしていますが、障がい者の就労支援の場として、障がい者の工賃アップを実現させるビジネスモデルを目指していました。

2014年12月「わんこカフェかたのだ」は就労継続支援A型事業所として、障がい者総合支援法に基づく就労継続支援のための施設、障がい福祉サービス事業所「源喜(げんき)」として認可を受け、一般企業への就職が困難な障がい者に就労機会を提供するとともに、生産活動を通じて、その知識と能力の向上に必要な訓練などの障がい福祉サービスを供与しています。